33

薪ストーブの暮らしを楽しむ家

33 薪ストーブの暮らしを楽しむ家

THE CRASTY
家づくりのご要望としてまず挙がったのが、「薪ストーブ」。
調理・暖房兼用の薪ストーブをリビングの中心に据え、居心地のよい空間設計を目指しました。
それから、ゆったり日々の疲れを癒す大きなお風呂にサウナ、サンドバッグのあるトレーニングルーム、星空を眺められるバルコニーなど、
趣味やリラックスの時間を大切にしたいお施主様のご要望を、実際の使い勝手や動線を意識しながらプランに落とし込んでいきました。

多趣味なお施主様のこだわりが存分に反映された、遊び心あふれる住まいとなっています。

担当設計士/木村 尚則

二級建築士
トヨタウッドユーホーム

画像をクリックすると拡大表示します。

薪火のあたたかさが家中を包みこむ

「薪ストーブを置きたい」というご要望を起点に、設計がスタート。
薪ストーブの隣に次に使用する薪のストックを置くスペースを確保し、使いやすさにも配慮しています。

薪ストーブはピキャンバロッサ(調理・暖房兼用ストーブ)を採用。
上部で火を燃やし下部にオーブンを備えたタイプで、ピザやローストチキンなど本格的な料理が作れるほか、ダッチオーブンも使用可能です。

ダイニングにはセラミック天板のテーブルを採用。薪ストーブで調理した熱々の器を直接テーブルに置くこともでき、料理の幅が広がります。

また、薪ストーブの暖かさを家全体に行き渡らせるため、吹き抜けリビングに。小屋裏までつながる縦方向の広がりによって、家族揃ってリラックスした時間を過ごせるような空間になっています。

思い出を受け継ぐリビングの大黒柱

リビングには、お施主様が以前住まわれていた家の大黒柱を意匠柱として取り入れました。長さや風合いは当時のまま残し、吹き抜け空間の中でひときわ存在感を放つアクセントに。家族の歴史を刻んできた柱が、新しい住まいの中心で再び暮らしを見守ります。

また、長く住み続けることを見据えた設計も大切にしています。
1階の扉は全て引き戸を採用し、将来車いす生活になった場合にも使いやすいよう配慮しています。
吹き抜けのファンはメンテナンス性を考慮し、あえて低めの位置に配置しました。
思い出を受け継ぎながら、これからの暮らしにも寄り添う住まいとなっています。

「家族専用ジム」として楽しむトレーニングルーム

ご主人がスポーツジムに通われていたこともあり、「家でも思いっきり体を動かしたい」という思いから実現したトレーニングルーム。

ボクシングはもちろん、ヨガやエクササイズなど幅広い使い方ができるよう、自由度の高い設えに。サンドバッグを設置・移動できるよう天井には専用の金具を取り付け、ヨガなどを行う際には端へ寄せて空間を広く使える工夫を施しました。また、タックルなどの激しい動きにも対応できるよう、壁・天井の下地補強を行い、安全面にも配慮しています。

さらに、プロジェクターで映像を流しながらトレーニングができるよう、壁の一面をプロジェクター用の壁紙に。家族専用の本格的なジム空間となりました。

ととのう時間を日常に取り入れた、サウナと浴室空間

サウナと浴室をゆったり楽しめるよう、6.7帖のサニタリーを設けました。
サニタリーは3人用ルームサウナを設置してもゆとりある広さで、サウナと浴室の間に椅子を置いて休憩できるスペースも確保。サウナ・入浴・休憩をスムーズに繰り返すことができる動線を採り入れ、家にいながら本格的なサウナ時間を満喫できます。

1.5坪の開放的な浴室はまるで高級ホテルのような雰囲気で、毎日のバスタイムを特別なリフレッシュタイムにしてくれます。

自然を身近に感じられるバルコニー

バルコニーは、赤城山を望む景観を最大限に活かして設計しました。遠くまで視線が抜ける景色は、日常の中でふと心を解きほぐしてくれます。
「星空をゆっくり楽しみたい」というご要望から、椅子やテーブルも置ける広さのあるバルコニーに。夜には満天の星を眺めながら、静かな時間を過ごすことができます。また、夜空にあがる花火を楽しめるのも魅力です。

自然の景色と夜空を身近に感じながら特別なひとときを味わえる、暮らしを豊かにするバルコニーとなっています。
  • 所在地

    群馬県渋川市

  • 商品規格

    THE CRASTY

  • 工法

    2×6工法

  • 敷地面積

    736.29㎡

  • 延床面積

    151.81㎡

関連リンク